サウジアラビア・リヤドの赤い砂漠と世界の果て「エッジオブザワールド」

この記事をシェアする

サウジアラビアは観光ビザを発行していません。

サウジアラビアに入国するには 旅行会社が企画する旅行ツアーにのるという方法以外はありません。 (イスラム教徒はメッカ、メディナに巡礼するため巡礼ビザで入国できます。)

そんななかなか入国できない国、サウジアラビアですがたくさんの見どころがあります。

 

今回は、首都リヤドの周辺にある砂漠を紹介したいと思います。

地図などを見てもらえばわかると思いますが、サウジアラビアの国土はほとんど砂漠です。

ジェッダのように海が近い都市や市街地近くは土漠化(さらさらの砂ではないこと)していますかが、首都リヤドは砂漠のど真ん中。

季節の変わり目には、砂が大量移動し、砂嵐が起きるくらいの細かい さらさらの砂漠が広がっています。

車で郊外に向かって10分も走れば、砂漠の色が途中から急に変わっている場所が見えてきます。

ベージュ色から赤茶色のような色です。 これが赤い砂漠です。

 

この辺りの砂は酸化鉄を 多く含むということで、砂が赤く見えるので現地ではそう呼ばれています。

砂漠の景色は常に変わります。

強い風が吹けば、軽い砂は風紋をえがきその姿をかえます。

2度と同じ景色を見ることはないのです。

砂漠に行くときは季節を問わずサンダルで行かないことをおすすめします。

サンダルの方が砂が入ったとき、すぐに洗いやすいという利点はありますが、 リヤドは12月のはじめくらいまでは日中30度超えで暑いので、砂が足に触れると暑いということと サソリの危険もあるからです。

また砂漠の砂はさらさらで、幅のない靴だと沈んでしまって全く歩けません。

頑丈な靴、スニーカーで行くことをおすすめします。

また一眼レフなどのカメラの天敵は砂漠の砂です。

すてきに写真が撮れますが ひとたび風が吹くと分解掃除をしなければならなくなるほどです。

ビニール袋なとに入れて持ちはこぶといいと思います。

砂漠は昼間は影もなくとても暑いので、10分といることはできないのですが、 夜は一気に涼しくなります。

現地の人は食事やテント、絨毯、水たばこなどを持って 家族でピクニックに行くことを楽しみにしています。

また夜の砂漠は街灯もネオンもないので、砂漠は真っ暗です。

星がとてもきれいに見えます。

季節の変わり目の砂嵐の時期は除きます。 砂漠の中、絨毯の上で飲むアラビックコーヒーは格別なものです。    

 

 

エッジオブザワールド

もう一つの見どころは、世界の果て、エッジオブザワールドと呼ばれているところです。

こちらはリヤド市内から2時間くらい入った砂漠の中にあります。

途中までは舗装された道を行きますが、ある目印の場所から、砂漠の中に入ります。

ここからは4WDでしか入れない場所です。

また携帯の電波も通じなくなるので、 単独で行くと危険な場所です。

必ず3,4台の4WDで無線を持っていかなければなりません。

砂漠に入ると、GPSを頼りにその果てを目指します。

途中小さな砂嵐があったり、 とげとげの木が生えている場所、放牧ラクダが散歩していたり。

世界にはまだこんな場所が あるんだと自分の存在が急に小さなものになったような不思議な感覚になります。

延々でこぼこ道が続き、ワディと呼ばれる枯れ川を超えたあたりに、エッジオブザワールドの 上の部分に到着します。

ここからさらに自分の足でがけの上まで登っていかなくてはいけません。

そんなに急ではないので、幼稚園くらいの子であれば、親が手を引いて登っていけます。

このがけを登ったら、足がすくむような高低差があるがけ、ここがエッジオブザワールドです。 まさにグランドキャニオン。

 

岩の層が年代を物語る崖が見渡す限り続いています。

高低差はどれくらいあるのかわかりませんが、とにかく上から見ると目がくらむような高さです。

自然が作りだした場所ですばらしい景観なのですが、 観光地化されていないので、柵や階段、手すりなどは何もありません。

まさに自己責任で見ないと、強風がひとたびふいたら大変です。

過去には外国人が転落したという話も聞いたことがあります。

高いがけの上からのルートでは来れますが、崖の下のコースはどこにつながっているのか 検討もつきません。

またそちらから来た人は聞いたことがありません。

がけの下は、高いところから水が流れた後なのか、枯れ川のような後が、見渡す限り 続いています。

あの川の先はどこに続いているのか、などと考えると 途方もなくここは広いんだと、実感させられます。

崖はUの字につながっており、突端まで行けるルートもあります。

足に自信のある人達は、その突端まで歩いています。

もちろんその突端のがけにも柵は何もなく、こちらから見ているだけでも 足がぞくぞくしてくる感じです。

そこから見る景色は、邪魔するものがなく見渡す限りの砂漠が広がり、 雄大な景色を独り占めできることは間違いありません。

 

このような景色を見ると日常生活の小さなことがすべて吹き飛ぶような気持ちになります。

心が元気になりたい人、世界の絶景が見たい方におすすめの リヤドの赤い砂漠と、世界の果ての紹介でした。